がんばろうみなみ大和・スタンプラリー 完結編(番外)

がんばろうみなみ大和・スタンプラリー」の趣旨は

昨年(2011年)9月の台風12号で、甚大な被害を受けた南大和を観光し応援しよう、

そのついでにスタンプラリーもしちゃいましょう、

というもので、

がむしゃらにスタンプ押すだけの目的で走って、はい、おしまい!というものではありません。

 

ということはわかっているのですが、何かが私を駆り立てたのです。

全部、根こそぎ、altogether、completelyに廻って、情景をこの目に焼き付けてやろう。

 

と、いうことで、先週の4箇所に引き続き

がんばろうみなみ大和・スタンプラリーの4箇所を回ってきました。

ひとりで、雨予報に関わらず。。。

 

20120630

 

AM9:00に川上村でスタンプをポン!と押して、ピュッ!と出発するため、

京都府最南端の町を7時には出たろうと思いつつ、、、

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旅レコ(GPSレコーダー)、チオビタGOLD、シールを持って、

7:30ごろ出発しました。

 

【杉の湯 川上】

Googleマップでは台風12号で崩れた場所がまだ通れず、迂回路を通るようになっていますが、

すでに仮架橋されていて迂回は必要ありません。

R169での旅行は昨年9月以前と同様ですので、安心して通ってください。

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スタンプを押すのは、道の駅の建物ではなく、ホテルの中です。

ですので、AM9:00にこだわらなくてもスタンプは押せるかもしれません。

 

この近くには「丹生川上神社 上社」があります。

今は「杉の湯 川上」から少し登った場所にありますが、元々は下のほう、

ダムに沈んでしまう場所にあったそうです。

元々の場所(本殿の下)には縄文時代の遺跡(ストーンサークル)があったということです。

 

ゆっくりと観光される方は、大和朝廷なんてカゲもカタチも無かったころから、

人々の信仰の場所があったところを眺めつつ、温泉入ってドンチャン騒ぎというのは

いかがでしょうか。

 

【吉野路 上北山】

これでいいのだ「吉野路 上北山」。

 

「吉野路 上北山」はAM10:00オープンです。

ですが、10時になっても、開きません(6月30日は)。

先を急ぐ私は「おいおい、どーなってんだ?」「休みかよ?今日は?」、

「休みやったら、今日の旅はここでTHE ENDやんけ」などと思いつつ、

缶コーヒー片手にタバコをスッパスッパやりながら入り口前で立っていると、

「すみませーん。開けますぅ」と係りの方が現れました。

 

街中であれば、「どないなっとんねん、ガラァ」ってことになりかねませんが、

ここは上北山村です。

ゆっくりとした時間が流れているほうがいいのです。

こーいうときは、川の音と鳥のさえずりを聞きながら、

ヨゴレっちまった自分の心を洗い流すべきでしょう。

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川上村では川は北方向に流れていますが、

上北山村では、みなみ大和の分水嶺を越え、川は南へ、太平洋へと流れています。

 

ゆっくりと観光される方は、

「俺/私は山を越え、はるか太平洋へとつながる川のほとりにいるんだ」

そう思いながら、缶コーヒー。

というのが正解です。

 

が、先を急ぐ私は、入り口が開いた瞬間、ポン!で、シュ!です。

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●前鬼

太平洋へと向かう川の水は、一旦、池原ダムで休憩をして、それから太平洋に向かいます。

そんな池原ダム(池原貯水池)に前鬼橋という橋がかかっています。

 

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天河大辨財天社の入り口、鳥居に向かって左側の灯篭?、でっかい灯篭の下に

「form 前鬼 五鬼童」と書かれてあります。

先日、松田さんと天河大辨財天社に行ったときに気付き、

「なんですか?これは」とモノシリ松田さんに聞いたところ、

「司馬先生の本で読んだぞ!これは・・・」と教えていただきました。

 

不勉強すぎるので書きませんが、興味のある方はWikipediaなどで検索してみてください。

 

もう少し関連した本を読んだら、

「前鬼」という地区を散策しようと思っています。

トチノキの巨樹たちにも興味ありです。

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上北山村からR169を走り、下北山村へ。

下北山村から十津川村へは国道425号線を通りました。

R425がどういう道かというのは、「国道425」で検索すると出てきますので、

検索してみてください。

上のGPSレコーダーが記録している速度・高度表示の青い線、

半分よりちょっと左の標高900m近くまで登っているのが、R425です。

 

R425は、出来るだけ一人で(単車で)通るのは避けたほうがいい、と思います。

  • 携帯電話が圏外(すべての箇所はわかりませんが)。
  • 車通りが非常に少ない。
  • 2012年6月30日時点で、道に石がたくさん転がっている。
  • 山の中に入ると民家はない。

こういう道で、パンク・転倒などをしても助けを求める手段がありません。

応急修理セットを完全装備で行くか、複数で通るべきです。

 

今回の旅では、この道で雨が降り始めました。

 

雨さえなければ、いい景色なんだろうな、というところが何箇所もあります。

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白谷トンネル入り口。よくこんなところにトンネルを・・・

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白谷トンネルには、照明がまったくなく1車線分しか幅がありません。

雨はしのげるが、こわい。

 

【十津川郷】

道の駅で昼食です。

晴れていて、心に余裕があれば足湯に足をつけながら、残りのコース確認でもしたんでしょうが、

この日はそんな気持ちになれませんでした。

ここでしっかりとコース確認をしておけば、後述のような道間違いはしなかったと思うのですが、

仕方ありません。

濡れたグローブをつけて、ため息ひとつ。

行きますか。

 

●道間違い

早く最後のスタンプ場所、ホテルのせ川に行きたい。あったかいモノが飲みたい。

そんな気持ちで頭がいっぱいの私は、大塔「夢乃湯」のちょっと手前で左折。

西のほうに向かおうとしました。

どう考えても、この道はまずいだろう、という要素はたくさんありました。

頭の中で、ええんか?この道を思いながら、進み続けました。

 

土砂崩れ後のおそろしい光景を見ながら、W650の腹をすりつつ立ち乗りで

警備員の方から「あかん!あかん!通られへんで~」言われるまで走り続けました。

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当日、私は写真を撮る余裕もありませんでした。

※この写真は大塔に大塔復興の灯火モニュメントを作ろうとされている
山本さんのブログの写真をお借りしています。

2012年7月16日時点の写真です。

大塔 深層崩壊現場(赤谷) http://ameblo.jp/ichicodokidoki/entry-11304934960.html

 

超絶疲労、孤独感で判断力ゼロ状態、あるいは何らかの得体の知れないこの世のもので無い物に引っ張られていた的状態、あるいは、集中力がなくなりきっても我々の中に燃えている「いけるとこまで魂」がUターンを最後までさせなかったか…、とにかく特殊事情がないとオンの単車では普通、あの路面には突っ込まんわな

~この道間違いについての松田さんの感想

「いけるとこまで魂」でしょう、きっと。

 

●ガソリンがー

雨の中でだんだん判断能力が落ちていっている私、

県道53を走っているときに気付きました。

十津川村役場付近で給油する予定やったのに忘れてた。

ガソリンないやん。。。

 

雨ん中、単車を押して歩くんか???

どーするんだ、オレ?

 

 

ご安心を。

野迫川村役場近くに、西本石油さんがありました。

この周辺では西本石油さんしかないと思われます。

このコースをそのまま走る方はいらっしゃらないとは思いますが、

早め早めの給油をお勧めします。

 

雨で体温が下がり、疲れ切っている私に次なる試練。

道間違いの非舗装路で腹をすりつつ走ったため、スタンドの根元に泥がこびりついたようで

W650のサイドスタンドがなかなか出てくれないのです。

なんじゃ、こりゃ、クソ!ガリガリぃ。。。

やっとこさスタンドを蹴り出して、給油です。

西本石油さん助かりましたヨ。

 

【ホテル のせ川】

容赦なく降る雨の中、ついにホテル のせ川に到着。

ヘルメットを取り、ボットボトのグローブを取り、

特製サイドバッグのレインカバーをはずし、スタンプ台紙を取り出し、

ブーツの紐をほどき、スタンプ押すぞ!とフロントに入ると、

「スタンプは隣の温泉のほうです」と。

 

わずかな距離なんですが、このときの私にはつらい。

ブーツの紐を結び、特製サイドバッグのレインカバーをはずし、スタンプ台帳を収め、

ヘルメットをかぶり、ボットボトのグローブをはめ、

隣の温泉へ。。。

 

着いた。

ヘルメットを取り、ボットボトのグローブを取り、

特製サイドバッグのレインカバーをはずし、スタンプ台紙を取り出し、ブーツの紐をほどき、

水を滴らせながら、温泉の施設に入り、スタンプ、ポンっ。満願です。

よっしゃーーーー。

 

「スタンプを応募する箱はどこですか?」

「ホテルのフロントです」

 

・・・・・。

 

 

放心状態の私を見て、温泉施設の方が、

「私が責任を持って箱に入れておきます!」と言ってくださいました。

 

スタンプ台帳に濡れた手で必要事項を書き込んで封筒に入れ、

「こ、この封筒を頼みます。ついでにホットコーヒーも」

 

今の喜びをメールで送ろう!Facebookに投稿しよう!と携帯を見ると、圏外。

ホテル のせ川付近は、ソフトバンクのみ通話可能ということです。

 

 

コーヒーを飲み終え、温泉施設の方に帰り道を確認し、

降り続く雨の中を高野龍神スカイラインに向けて単車を走らせているとき、

「あ。スタンプ満願証拠写真を撮ってない」

ことに気付きました。

これでは、ココに嘘っぱちを書き並べ、実は家で寝ていたと言われても、

反論する証拠がないではないか!!とも思ったのですが、

 

ま、ええか。引き返すの、面倒やし。

 

 

 

ということで、

高校時代、勉強合宿で閉じ込められた高野山を走り(まったく記憶に残っていません)、

下山し、家へと帰り、ドロドロのW650とボトボトの身体以外、今回の旅のなんの証拠もない、

私の「がんばろうみなみ大和・スタンプラリー の旅」は終了しました。

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追伸:

GPSレコーダーが記録している速度・高度表示にあるように、

高野龍神スカイラインは標高1000mを越えるところを通ります。

晴れた日にまた行こう、そう思っています。

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